大学受験で使用した参考書を処分したいけれど、捨てるのはもったいない・・・そのように考えている方もいるでしょう。
使用後の参考書でも、売ることができる可能性があります。
また、参考書の種類によっては、捨てずに残しておいた方が良いケースもあるのです。
この記事では、不要になった参考書の処分方法をまとめておきます。
高校の時の参考書は大学でも使う?
大学受験のために購入した参考書は、大学に入ってから使うことがあるかもしれないと残している人もいるでしょう。
しかし、高校の時に買った参考書を、大学に入学してから使用することはほぼありません。
これは、大学受験で必要な知識と、大学に入学してから学ぶ知識が異なるからです。
大学受験の参考書は、受験に合格するために必要なことを網羅しているものとなります。
合格するための知識として頭に入れておきたいことをまとめているので、合格すること以外にはほぼ役立つことがありません。
そのため、大学入学後に、講義やレポートの作成でこれらの参考書を開くことはないのです。
参考書は捨てるべき?残しておいたほうがいい場合
大学受験合格のための参考書は、大学入学後に使われることはほぼありません。
しかし、塾講師や家庭教師などのアルバイトをする場合は、役立つことがあります。
また、TOEICや公務員試験の受験を考えている場合は、これらの参考書があることで、勉強がはかどるケースもあるのです。
基礎知識と専門用語を簡単に復習しやすくなっている辞書のような参考書は残しておくと役立ちます。
塾講師などのアルバイトをする
塾講師や家庭教師のアルバイトをする場合、教えるために再度勉強しなければならないということが出てきます。
自分が理解できていても、生徒に分かりやすく教えるためには、より深い理解が必要になってきます。
そのため、昔使っていた参考書で勉強するということがあるからです。
担当する教科の参考書があると役立ちます。
TOEICを受ける
TOEIC試験を受ける予定がある場合、大学受験と同じような問題も出題されることがあるため、受験で使用した参考書が役立つことがあります。
英単語帳や英文法がまとめられている参考書、専門用語がまとめられた参考書は残していると役立つでしょう。
過去に使用した参考書の場合、どこにどのようなことが書かれているかも大まかに把握できているので、新しく買う参考書よりもスムーズに学習を進めることができます。
公務員試験を受ける
公務員試験を受ける場合、目指している公務員試験に合う参考書を選ばなければいけません。
この時、大学の参考書が役立つ可能性もあります。
理系の大学に進学する
理系の大学に進学する場合、基礎知識を確認しやすい数学の参考書は残しておくと役立ちます。
入学後しばらくは手元に置いておくと良いと言われている参考書なので、理系の大学であれば数学の参考書は残しておきましょう。
参考書を捨てられない場合の処分方法
手元にある参考書がなかなか捨てられない・・・という人もいるでしょう。
お金を払って買っていますし、参考書を使って一生懸命勉強して合格した人なら、思い入れもあるのでなかなか手放せないものです。
しかし、必要なもの以外は、処分しなければ置き場所を取ってしまいます。
では、参考書を処分したい場合、どのようにすれば良いのでしょうか。
参考書を売る
使用済みの参考書も売ることが可能です。
参考書を売る場合は、宅配の買取業者やフリマアプリ、本屋で買い取ってもらうなどの方法があります。
できるだけ高い金額で売りたいという場合、宅配買取の参考書を専門に扱う業者や、フリマアプリでの出品が良いでしょう。
ただし、フリマアプリは、メッセージのやり取りや梱包などの手間がかかってしまいます。
宅配買取なら、自宅で手続きできるので比較的ラクです。
売れる参考書のポイント
参考書は使用済みでも売ることができますが、どのような状態でも売れるとは言えません。
特に、ある程度高値で売りたい場合、きれいな方が価値は上がります。
また、売れやすい参考書、価値が高い参考書というものもあるので、そのようなものは買取額も高くなる傾向があります。
参考書の買取を専門にしている業者での、高価買取商品を一部ご紹介します。
売れない参考書のポイント
売れない参考書は、書き込みが多すぎて文章が読めなくなっているものや、ページが破れているもの、水濡れがひどいものなどです。
汚れていて使うのに支障があるものというのは、基本的に売れません。
また、学校の教科書も売ることができません。
友人や後輩に譲る
参考書を売るのも面倒だという場合は、友人や後輩に譲るという方法もあります。
大学受験を控えている場合は、喜んでもらえるでしょう。
ただし、志望している大学のレベルがあまりにも違ったり、だいぶ先に受験するという場合は、参考書が役立たない可能性もあります。
大学受験後に模試は捨てるべき?残すべき?
大学受験の際は、模試を受ける機会が増えます。
模試を受けた後、自分で復習するために残しているという人は多いでしょう。
これらの模試も大学に入学したら不要になるものなのでしょうか。
結論から言うと、大学に入学したら捨てても問題ありません。
参考書とは異なり、授業で役立つこともないですし、その後の資格試験の勉強で使われることもほぼないです。
しかし、捨てるタイミングには注意してください。
ベストなタイミングは、受験後と模試の結果をまとめた後の2パターンがあります。
受験が終わったあと
大学受験に合格した後なら、安心して模試の結果を処分できます。
大学合格後に、模試の結果を改めて見返すことはほぼないので、このタイミングで捨てれば後悔することもありません。
模試の結果をまとめ終わったあと
模試は何度も受けるものなので、全教科の模試を残していると置いておく場所に困る・・・ということはあるでしょう。
そのような場合は、データを取って残しておくのもおすすめです。
また、模試の結果をしっかり分析し、どこが間違えていたのか、苦手箇所はどこなのか自分でまとめておくことができたら、捨てても問題ありません。
手元に沢山残ると管理が大変という場合は、早めに結果をまとめて処分すると良いでしょう。
大学受験後は参考書を捨てる場合とそうでない場合がある
大学受験後は、参考書を捨てて良い場合と捨てない方が良い場合があります。
基礎知識を簡単に復習できて専門用語の確認ができるものは、入学後しばらくは置いていても無駄にはならないでしょう。
大学進学後、半年しても1度も開くことがないという場合は、処分することも考えてみると良いです。
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