「大学受験用の英語の参考書を探しているんだけど、どんなルートで選んだらよいかわからない」
こんなお悩みを抱えている受験生の方はいませんか?
たしかに、受験用の英語の参考書は多すぎるくらい出版されていますので、どんなルートのものを選出したらよいか迷ってしまっても不思議ではありません。
そこで今回の記事では、大学受験を控えているすべての受験生の方々へ向けて、おすすめの英語の参考書のルートを網羅的に紹介していきます。
英語の大学受験生の参考書ルートはどうすればいい?
まずは、大学の受験生が英語の参考書を活用するにあたっての、ルートを確定させるための基準について紹介していきましょう。
英語の学習における三本柱となるのは、下記の3点に大きく絞られます。
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この3つの要素が英語学習を進めるうえでの勘所となりますが、参考書のルートを確定させるためには、これらをきちんと押さえつつ教材を選出する必要があります。
では、いったいどのような方針で英語の参考書のルートを定めたらよいのでしょうか。
推奨される方針として一般的なのは、やはり志望校の要求偏差値や、出題傾向に沿ったものを順序立てて選び取るいったものです。
オーソドックスな確定方法ですが、「シンプル・イズ・ベスト」という言葉にもあるとおり、英語の参考書のルートを決める際には、奇をてらわないことを意識した方が無難です。
ここから先は、このような基本方針にのっとった英語の参考書のルートを、包括的に紹介していきましょう。
高1の大学受験生は基礎固めルートの参考書をセレクト
最初に紹介するのは、高1の大学の受験生に推奨される、英語用の参考書のルートです。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。 改訂版
引用:学研出版サイト
高1の大学の受験生にとって、まず取り組んでいただきたいのが、中学時代の学習内容を振り返ることです。
大学入学共通テストでは、たくさんの英語の応用問題を解いていく必要に迫られますが、これらの問題を正答していくためには基礎固めが欠かせません。
そこで、おすすめの参考書となるのが、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版」です。
こちらの英語の参考書は、中学における英語の勉強内容がひと通り網羅されているため、一冊だけで振り返り学習を完結させることができます。
英語における参考書のルートの出発点として用いるのには最適な一冊ですので、ぜひ手に取ってみてください。
高校英文法基礎パターンドリル
引用:Amazon
中学時代の復習が終了したら、高校レベルの基礎学習にも入っていきましょう。
この段階の英語の参考書のルートでおすすめなのが、「高校英文法基礎パターンドリル」です。
こちらの英語の参考書は、ドリル形式で勉強を進めていくタイプの教材ですが、学習ポイントが64個のセクションにわけてまとめられており、徐々にステップアップしていきつつ実力を高めることができます。
英文法が深く学べますので、英語の文章をよりスピーディに読解するための力を養いたい方には、とくにおすすめです。
高1の受験生の方々は、こちらの教材を二番手の英語用の参考書ルートとして、候補にあげてみてはいかがでしょうか。
march志望の大学受験生向けおすすめの英語の参考書ルート
次に、marchを志望する大学の受験生の方々へ向けて、おすすめの英語の参考書のルートを紹介していきます。
marchの大学群では、標準レベルの参考書が推奨されていますので、この基準をもとに適切な教材をピックアップしてまとめました。
英文法・語法 Vintage 3rd Edition
引用:いいずな書店
marchレベルの大学を受験するにあたって、最初に参考書のルートとして加えておきたいのが、「英文法・語法 Vintage 3rd Edition」です。
こちらの英語の参考書は、英語学習の土台となる基礎はもちろんのこと、応用問題の学習まで幅広く活用できます。
また、分量も608ページもの大ボリュームとなっており、この一冊だけで重要知識や、必須項目の暗記を十分にこなすことが可能です。
英語長文ポラリス2
引用:KADOKAWA
marchの大学群を受験希望の方は、「英語長文ポラリス2」を英語の参考書ルートに用いてもよいでしょう。
英語長文ポラリス2は、最新の出題傾向への対応力を定着させることに着眼したデザインになっています。
したがって、私立大学特有の多種多様な問題にもきちんと太刀打ちできるだけの力を身につけることができ、合格の可能性を飛躍的にアップさせることができます。
また見逃せないのが付録としてついてくる、ダウンロードコンテンツです。
このコンテンツは、本参考書の使用方法とともに、適切な復習方法を指南してくれる内容となっており、より一層の理解力の向上へとつなげられます。
関正生のThe Rules 英語長文問題集 シリーズ
引用:旺文社
「関正生のThe Rules 英語長文問題集 シリーズ」は、人気講師として名を馳せる関先生による参考書です。
受験生の間では、英語学習に必要な思考力や構文の解析力など、様々な知識を定着させられるとあって、非常に評判のよい仕上がりとなっています。
こちらの参考書は、英語学習のどのタイミングのルートに組み入れても損はありませんので適宜、採用してみてください。
【難問攻略】早慶レベルの大学受験で使う英語の参考書ルート
早慶レベルの大学受験を攻略するには、相応の難易度の英語の参考書ルートを確立する必要があります。
そこで、ここでは、難関大学の受験にもしっかり活用できる参考書を取り上げてまとめました。
速読英単語上級編
引用:Z会
早慶レベルの難関大学を受験するにあたって、英語の参考書のルートに組み入れておきたいのが、「速読英語上級編」です。
この参考書は、「上級編」と銘打っているだけあり、難関大学の入試にフォーカスした一冊となっています。
アピールポイントとなる箇所は、単語を1200語だけに厳選し掲載してある点です。
難関大学の英語の試験では暗記量が多いことがネックになりがちですが、重要単語だけに的を絞って学習できるため、高効率に勉強を進めていくことができます。
早慶レベルの大学を受験する際は、こちらの参考書を単語学習のルートに組み込んでみてください。
改訂版世界一わかりやすい早稲田(慶應)の英語合格講座
引用:KADOKAWA
「早稲田大学、慶応大学の合格を目指したい。だけれども、基礎が少し不安」
そんな悩みを持つ受験生の方々の後ろ盾となってくれるのが、「改訂版世界一わかりやすい早稲田(慶應)の英語合格講座」です。
こちらの参考書は、早稲田大学と慶応大学を志す方々のための専用の学習教材です。
内容は、最新のトピックを中心に据えつつも、過去問も大量に詰め込まれているというもの。
したがって、両大学の出題傾向を徹底的に分析しつつ、英語の受験勉強を進めていくことができます。
早稲田大学と慶応大学の受験生には必携の一冊ですので、ぜひ参考書のルートに加えてください。
一般国公立レベルの大学受験生はこれを必読!英語の参考書ルート
一般国公立大学の受験生に、おすすめの英語の参考書のルートにも触れていきます。
この大学群の英語の参考書も、marchと同じく標準レベルの教材でかまわないとされていますので、ここでは同水準にもとづいて、おすすめの英語用の参考書を紹介していきましょう。
The Rules3
引用:旺文社
一般国公立大学の受験生の方へまず勧めておきたいのが、「The Rules3」です。
こちらの英語の参考書も、上で引き合いに出した人気講師、関先生が手掛けた一冊となっています。
本参考書の一番の特徴は、近年出題された試験問題の中でも頻出のものだけが、取り上げられている点にあります。
そのため、最新バージョンの出題傾向を踏まえつつ、良質な知識のみを大量に得ることが可能です。
また、こちらの英語の参考書にもダウンロードコンテンツが付録としてついてきます。
そのため、英語力の理解力のアップにも大いに重宝するはずです。
国公立標準問題集CanPass英語
引用:駿台文庫
「国公立標準問題集CanPass英語」は、書籍名が示すとおり、国公立大学の受験対策に特化した参考書となっています。
本参考書には、英語学習では欠かせない英語長文の問題が多数掲載されており、記述問題や和訳問題への対応力を、身につけたい受験生からとても人気があります。
一般国公立大学の受験生の方は、まずはこちらの参考書を英語学習のファーストステップとして、ルートに入れてみてはいかがでしょうか。
英語長文Plus記述式トレーニング問題集
引用:旺文社
受験生のみなさんもご存じのとおり、一般国公立大学の一次試験では、大学入学共通テストを受けることになります。
そして、同テストでは、全国の受験生に一律の問題が課されます。
しかし、二次試験においては、この限りではありません。
大学ごとに個別の試験が課せられるため、受験対策は一筋縄ではいかないでしょう。
そこで英語学習の最終ルートの一冊として推奨したいのが、「英語長文Plus記述式トレーニング問題集」です。
こちらの参考書は、国公立大学の二次試験の勉強に照準を絞った一冊となっており、一般的な国公立大学の受験対策を幅広くカバーすることができます。
絶対突破!東大志望の大学受験生向け英語の参考書ルート
改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁
引用:KADOKAWA
東大志望の受験の方には、「改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁」がうってつけです。
こちらの参考書は、東大受験の専門塾が携わったものですが、同大学合格のためのあらゆる重要ポイントが網羅的に掲載されています。
また、わかりにくい箇所については、イラストなどを用いた説明がなされており、とても親切な構成となっています。
東大を目指す受験生の方々には、基礎から応用まで学べる手引きとなっていますので、盤石の体制を敷くためにも、英語学習の最初のルートに組み込んでみてください。
適切な英語の参考書のルートを見つけて大学受験に合格しよう!
本記事では、大学受験の英語学習をするうえでの、おすすめの参考書のルートを紹介してきました。
高1の方へ向けたものを取り上げつつ、志望校ごとにも対応できる参考書を掲載しましたので、ご自身に見合った参考書を選び適切な学習ルートを確立してください。
きちんとしたルート立てができれば、英語力の飛躍的な向上が大きく見込めるはずです。
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