大学受験で参考書を買いすぎないようにするには?平均はどのくらい?

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大学を受験するにあたり、参考書はどれくらい持っていれば良いのか悩まれている人もいるでしょう。

友達が持っている参考書の数と比べて少ないと「自分も同じくらい持っていないと不安・・・」「沢山買わなければいけないのかな・・・」と思ってしまうものです。

しかし、参考書を沢山持っていれば大学受験に合格できるとは言えず、それをどのように活用するのかが重要になってきます。

この記事では、大学受験で必要な平均的な参考書の数と参考書を買いすぎないためのポイントをお伝えします。


大学受験で参考書を買いすぎはなぜよくないのか

参考書は、安いものではありません。

そのため、沢山買うということはそれだけ費用がかかります。

それだけではなく、参考書を買いすぎてしまうと勉強の効率が悪くなってしまうなど、デメリットがあるのです。

では、参考書を買いすぎることのデメリットをみておきましょう。

参考書を買ったことに満足してしまう

参考書は、持っていれば理解度が深まるものではありません。

参考書を活用し、インプットとアウトプットを繰り返していくことで、理解度が深まり、学習成果が出せるものです。

しかし、なかには参考書を買ったことで満足してしまう人もいます。

「この参考書があれば大丈夫」という風に思ってしまうのです。

参考書を購入したら、計画的に勉強して理解することが大切です。

そのためにも、使いこなせる分だけ持つようにしましょう。

どの参考書も中途半端に手をつけて終わってしまう

沢山参考書を持っていると、すべて使いこなすことが難しくなってしまいます。

参考書は分厚いので、同じ教科で何冊も買ってしまうと、どれも中途半端に手をつけて終わってしまうことになりかねません。

それぞれの参考書で、構成が異なるため、購入した参考書を使いどのように学習を進めていくのか計画を立てて、着実にこなしていくようにしましょう。

どうしても1冊では不安という場合は、1冊を終えて余力があれば追加で購入するという方が良いです。

参考書だけでクリアした気になってしまう

参考書を読んだだけで知識が身についたと勘違いしてしまうことがあります。

参考書を読んだだけでは知識を身につけることはできません。

教科書の内容をより理解することはできますが、それを本当に理解できているのかどうかは、問題を解かなければ分からないのです。

また、参考書では、基礎固めを中心に行うため、応用力を身につけることができません。

参考書と合わせて問題集や過去問も使って応用力を身につけてください。


大学受験に使う参考書の平均はどのくらい?

引用:【調査テーマ】「高校生の日常生活・学習に関する調査」

年間で参考書をどれくらい購入しているのか性別・学年別に調査したところ、上記のような結果となりました。

全体の平均は年間2.2冊となっていて、1冊で済ませている人は少ないことが分かります。

また、学年別にみると学年があがるごとに購入している参考書の数が増えていることが分かります。

1冊や2冊であれば買いすぎているということにはならないですが、調査結果から、高校3年生では、4冊以上購入している人も全体の3割ほどいるため、買いすぎてしまっている人がいると言えるでしょう。


大学受験のための参考書は多すぎるより少ない方がいい?

調査結果の平均は2.2冊ですが、大学受験のための参考書は1冊から2冊ほどで十分です。

多すぎてしまうと参考書を十分に活用することが難しくなってしまいます。

大学受験の参考書が少ない方が良い理由を詳しく解説します。

1冊終わらせるのに時間がかかる

参考書は内容が細かくなっているだけでなく、1冊が分厚くボリュームがあります。

1冊終わらせようと思うとかなり時間がかかるのです。

そのため、沢山買ったとしても結局すべて中途半端になってしまう可能性があります。

中途半端になってしまうなら、1冊をしっかり理解することに集中したほうが効率は良いです。

また、沢山の参考書をこなそうと頑張ってしまうと、やることが増えるため集中力も続きません。

1冊でも必要な知識を得ることができる

参考書は、内容がしっかりしていれば1冊で必要な知識を得ることができます。

参考書は沢山ありますが、色々な書き方で記しているだけで、理解しておきたい内容は同じなのです。

ただし、受験したい大学により、学んでおかなければいけない内容や試験で良く出題される内容は異なるため、それらを網羅できている参考書を選ぶ必要があります。

1冊だけでもお金がかかる

参考書は、安いものではありません。

最低でも1,000円くらい、内容によっては3,000円以上するものもあります。

参考書だけでなく問題集も購入することを考えると、沢山買うことで出費もかさむのです。

できるだけ費用をおさえて学習を進めていくためにも、参考書は1冊から2冊までにしておくのが無難です。


大学受験でおすすめの参考書の選び方

大学受験の参考書は、必要最低限の量にすることで効率よく学習できることが分かりました。

しかし、参考書は沢山あるので、選ぶ際に何を重視すれば良いのか分かっていないと、買って失敗した・・・ということにもなりかねません。

そこで、大学受験の参考書選びで失敗しないためのポイントをお伝えします。

自分のレベルに適したものを選ぶ

大学受験の参考書は、自分のレベルに合っているものを選んでください。

レベルが高いものを選んでしまうと、参考書に書いていることが理解できない可能性があります。

参考書は基礎固めで重要な役割を果たすので、レベルに合っているものを選んでいないと役立ちません。

また、理解できないとモチベーションも下がってしまいます。

苦手な部分を克服できるものを選ぶ

大学受験の参考書は、苦手な部分を克服できるものを選んでください。

苦手だと感じているところの理解を深めることが参考書を利用する目的のひとつです。

そのため、まずは自分が何を苦手としているのか把握しておきましょう。

問題集を解いてみて、できていないところは苦手ポイントと言えます。

その点について、より詳しく解説しているものを探してみてください。

解説がわかりやすいものを選ぶ

参考書は、自分が分かりやすいと思えるものを選ばなければ、役立てることができません。

内容を理解するためには、分かりやすい解説が必要です。

しかし、どの参考書が分かりやすいと感じるのかは人により異なります。

レビューで高評価されていても、自分には合わないということもあるのです。

そのため、できれば実物を見て、解説を読んで理解しやすいかどうか確認することがおすすめです。

志望校対策をしているものを選ぶ

志望する大学により試験の傾向は異なります。

そのため、参考書を選ぶ際は、より志望校の合格率を高められるものを選んだほうが効率良く学習できます。

志望校対策ができる参考書を探しましょう。

志望校対策ができるものが分からない場合は、実際に同じ大学に合格している人がどのような参考書を利用していたのか調べてみると良いでしょう。

志望校対策をしっかりと行うために、参考書と問題集はセットで購入するのがおすすめです。


大学受験の参考書を買いすぎてしまっていらない場合は?

大学受験のために参考書を買いすぎてしまって不要だという場合、どうすれば良いのでしょうか。

せっかく購入したのにもったいないと思うかもしれませんが、使わないのであれば「売る」「譲る」「処分する」の3択しかないでしょう。

書き込みをしていない場合や、ほぼ新品に近い場合は、売るのがおすすめです。

もし近所に受験生がいる場合や、親戚や家族がこれから受験するなら譲ってあげると良いでしょう。

沢山書き込みしている場合や、汚れがひどい場合は、処分するしかありません。

関連記事:大学受験の参考書を捨てるのはもったいない?処分する方法とは

大学受験の参考書は買いすぎず、自分のレベルに合わせて必要な分だけ

大学受験で使用する参考書は、買いすぎてしまうとかえって勉強の効率が下がります。

多ければ良いというものではなく、目的に合うものを選ぶことが重要です。

効率よく学習を進めるためにも、自分が使いやすい参考書を1冊から2冊までに絞って用意し、問題集と合わせて活用していきましょう。

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