高校生が大学合格を勝ち取るために必須となるのが、わかりやすい参考書と問題集です。
これらの学習教材の力なくしては、夢の実現のためのハードルは一気に跳ね上がってしまうことでしょう。
したがって、受験生の方々にあっては、なるべく早い段階から自分と相性の良い参考書や問題集に触れておく必要があります。
そこで今回の記事では、高校1年生からでも気軽に学べるおすすめの学習教材を、共通テストで課せられる5教科分まとめて紹介しましょう。
高校一年生から学習するにはわかりやすい参考書の選び方を覚える
まずは、高校一年生から学習するための、わかりやすい参考書の選び方を踏まえていきましょう。
もちろん、高校一年生用の参考書選びだけでなく、問題集の選び方にも応用できます。
最新版の参考書を選ぶ
高校一年生の受験生の方々が、わかりやすい参考書を選ぶ際に抑えておきたいポイントが、できる限り最新版の教材を手に取るということです。
なぜなら、多くの大学では共通テストの受験教科や配点が、年度ごとに変更されることが少なくないからです。
また、学部によっては募集人員の数も変動することがあります。
ここでは、医学部を例にとってみますが、同学部では地域医療の拡充のニーズに対応するために、2022年度も2023年度も募集人員の変動措置が実施されています。
そうなると、必然的に入試倍率にも変化がおきますから、試験の難易度にも影響が及ぶことは避けられません。
また、私立大学では、大学ごとに出題傾向が大きく変わることも珍しくないため、古い参考書や問題集では対応しきれないことも、しばしば見られます。
そのため、志望校合格を手中におさめるためには、最新のデータにもとづいた、わかりやすい参考書や問題集を高校一年生のうちから、できれば全教科分を購入して解いていく必要があります。
持ち運べるサイズの参考書を選ぶ
受験勉強を進めるにあたって、自宅だけを学習スペースに選ぶ方は少数派のはずです。
ときには気分転換を兼ねて、図書館やカフェ、もしくは予備校の自習室なども利用するのではないでしょうか。
そんなときに、参考書や問題集がかさばったり、重かったりしてしまうと移動だけで体力を消耗してしまいます。
体力の消耗は集中力の低下にも直結しますから、せっかくの気分転換が台無しです。
したがって、参考書や問題集を選ぶときには、なるべく持ち運びに便利なものをセレクトすることが大切と言えます。
本記事で取り上げる参考書や問題集は、わかりやすいことと携帯性に優れたおすすめのものを優先してピックアップしていきますので、まずは次項から紹介している学習教材の中から選んでみてください。
高校1年から学ぶ!わかりやすい参考書・問題集おすすめ13選
続いて、高校1年からでもきちんと学べる、わかりやすい参考書と問題集を紹介していきます。
ここでは、「高校1年から学ぶ!わかりやすい参考書・問題集おすすめ13選」と題して、受験生の方々にうってつけの、おすすめ学習教材を厳選して取り上げていきましょう。
国語
最初に国語の参考書や問題集の紹介から入っていきます。
入試現代文のアクセス 基本編
引用:河合出版
国語の中でも現代文は、多くの学部で採用されている試験です。
この現代文の学習との向き合い方で、国語の評価が大きく別れると言っても過言ではありません。
そんな現代文のおすすめの問題集となるのが、「入試現代文のアクセス 基本編」です。
こちらの問題集は、国語の基礎力を高めるためのポイントを重視しているため、高校1年生から学ぶには非常に適しています。
読解力の向上やキーワードの学習、正解への到達方法など多角的に理解できますので、わかりやすい問題集を求めている方には、とくにおすすめです。
古文上達 基礎編 読解と演習45
引用:Amazon
古文の参考書の決定版とも言えるのが、「古文上達 基礎編 読解と演習45」です。
こちらの参考書の特徴としてあげられるのが、古文特有の難しい文法を一から学べる点にあります。
そのため、古文が苦手な高校1年生の方でも、本書一冊だけで基礎学習を完結させることが可能です。
また本参考書は、問題集としての側面も兼ね備えており、「実践問題」では徐々にレベルアップした問題が課せられていることから、スムーズに共通テストにも対応できるだけの学力にも到達できます。
漢文 ヤマのヤマ
引用:Gakken
国語の科目の中でも、漢文にとりわけ苦手意識を感じている方は少なくないはずです。
そんな方に、ぜひおすすめしたいのが、「漢文ヤマのヤマ」です。
こちらの参考書は20年以上もの間、受験生たちに愛されているベストセラーで、漢文の基本から応用までくまなく学ぶことができます。
もちろん、毎年度のようにアップデートがなされていますので、常に最新の出題傾向に合わせた学習も可能です。
数学
続いて、数学のおすすめの参考書、問題集の紹介もしていきます。
数学は共通テストで登場する全教科の中でも、文系・理系問わず様々な学部で課されますので、自分に見合ったわかりやすい教材を選び取りましょう。
数研出版基礎からのチャート式シリーズ【青チャート】
引用:チャート式の数研出版
数学の本質を捉えた学習ができることで人気を博しているのが、「数研出版基礎からのチャート式シリーズ【青チャート】」です。
こちらの参考書は、共通テスト対策で必要な知識の解説が非常に充実しており、高校1年生の方々にはまさにピッタリのわかりやすい教材となっています。
また、参考書としての解説が記載されているだけでなく、数多くの演習も掲載されていることから、問題集としても有効に使用できます。
さらに言うと、参考書と問題集が合体しているということは、移動の際にもかさばらずに持ち運べることも意味するため、輪をかけて重宝すること間違いありません。
高校1年生のうちから、数学の知識の土台作りをしたいという方は、本参考書を手に取ってみてください。
数研出版基礎からのチャート式シリーズ【赤チャート】
引用:チャート式の数研出版
「難関大学を目指しているんだけど、わかりやすい数学の参考書、問題集が見つからなくて困っている」
そんな悩みをお持ちの高校生の方には、数学の基礎から応用まで幅広く学べる「数研出版基礎からのチャート式シリーズ【赤チャート】」が最適です。
本参考書は、上でも紹介した教材の姉妹品にあたるものですが、数学の発展的事項まで詳細に、かつ丁寧に解説していることから、難関大学を志望する受験生の方々を中心に熱い支持を集めています。
シリーズのラインナップも豊富で、数学Ⅰから数学Ⅲ、そして数学AとBの両方に対応できるものが出版されていますので、高校1年生のみならず3年生の方にもおすすめです。
理科
次に紹介するのは、理科の参考書と問題集です。
理科は3科目の中から2科目を選択するのが一般的ですから、広範な学習をしていく必要があります。
そこで本項では、そんな理科にも十分対応できるわかりやすい参考書と問題集を、選りすぐってピックアップしていきましょう。
大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義
引用:旺文社
化学の中でも、高校1年生のうちから積極的に学習しておきたいのが無機学です。
なぜなら、無機学の暗記項目は膨大な量にのぼることから、一朝一夕の積み重ねでは試験に対応しきれないからです。
このことから、上述のように、高校1年生のうちから学習に励んでおく必要があるわけですが、ではいったいどのような参考書がよいのでしょうか。
その答えの一つとなるのが、無機化学を勉強する参考書の中でも定番中の定番となる「大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義」です。
こちらの参考書は無機化学を暗記するためのポイントだけを圧縮し、学習のための必要項目を最小限に抑えています。
そのため、非常にわかりやすい仕上がりとなっており、覚えたことを着実に脳に定着させることが可能です。
また、別冊ふろくにあたる「入試で使える最重要Point整理」は、持ち運びにも便利ですから、試験会場でのちょっとした振り返り学習にも役立ちます。
図がわかりやすい生物の参考書『田部の生物基礎をはじめからていねいに』
生物も化学と並んで暗記項目に富んだ科目です。
そのため、参考書や問題集を選ぶ際には、わかりやすいものをセレクトすることが大切と言えます。
そんな生物の参考書や問題集ですが、本記事で特におすすめしたいのが「図がわかりやすい生物の参考書、『田部の生物基礎をはじめからていねいに』」です。
こちらの参考書は、とにかくわかりやすいことを重視した構成になっているため、高校1年生のうちから学習を始めたい受験生の方には、大変な人気があります。
また同参考書は、出版社が「最強の共通テスト対策本」と銘打って売り出している教材です。
いささか誇張表現のように聞こえる方もいるかもしれませんが、このうたい文句にはウソはありません。
基礎から応用までの対策はもちろんのこと、わかりにくい箇所は図解を用いて解説してくれるため、細部にわたって効率的に学習を進めていくことができます。
物理教室-四訂版-
引用:河合出版
共通テストの試験科目の中でも、とりわけ理系学部を選択している方にとって、物理の得点率は命運をわけると言っても言い過ぎではありません。
そんな物理の参考書には数多くの種類の教材が出版されていますが、その中でも高校1年生の方々にぜひおすすめしたいのが、わかりやすいことで有名な「物理教室-四訂版-」です。
こちらの参考書の特徴はなんといっても、有名学習塾の講師が、長年のノウハウを一気にまとめた教材となっていることです。
そのため、共通テストの物理に必要な事項を、高校1年生レベルから高校3年生レベルまで網羅的に、そして高効率で学ぶことができます。
社会
続いて、社会のわかりやすい参考書や問題集についても紹介していきましょう。
学研プラス きめる!センター地学基礎
引用:学研出版サイト
社会科の中でも地学は比較的、地味な科目と認識されがちです。
共通テストの社会科は基本的に選択形式になりますが、地学は素通りしてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、試験を無事に乗り切るためには全科目を万遍なく、かつ高校1年生のうちから学んでおかなければいけません。
なぜなら先ほども述べたとおり、大学の出題傾向などは毎年度、変わることが珍しくないからです。
そのため、この変化への対策の一環として地学についても深く学んでおく必要があります。
そして、そんな地学を学ぶための参考書の中でも高校1年生の方々におすすめなのが、わかりやすいと評判の「学研プラス きめる!センター地学基礎」です。
こちらの参考書は、とにかく基礎に徹底した作りになっていますから、地学の入門書としては高校1年生にとって非常に好ましいものとされています。
《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B1
引用:山川出版社
暗記のための用語が飛び交う歴史科目。
とくに世界史というとカタカナ表記の人物名や地名が頻出しますから、高校1年生のみならずほとんどの受験生が、暗記のための時間を多く取られてしまいます。
そうなってしまうと、ほかの教科を勉強するための時間が削られてしまい、ひいては落第の危機も招きかねません。
このような状況にならないために、おすすめの参考書となるのが「《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B1」です。
こちらの参考書の長所は、なんと言ってもわかりやすいことと、情報の確かさ、加えて詳しさを満たしていることです。
また、無味乾燥になりがちな暗記の作業も楽しめるように、歴史的な「おもしろエピソード」も交えつつ解説してありますので、好奇心を持って世界史を学習できます。
共通テスト政治・経済集中講義 四訂版
引用:旺文社
成人年齢の引き下げにともなって、若い世代の方々も政治や経済の情報に目を向けるようになりました。
このことは、高校1年生を含む多くの受験生の方々にとっても、他人事ではないはずです。
そんな政治や経済ですが、共通テスト対策として知識を深めるのであれば、「共通テスト政治・経済集中講義 四訂版」が最適です。
こちらの参考書は、「必修50テーマ」と呼ばれる学習項目を設けており、重要なポイントを50に分けて解説しています。
そのため1日1テーマごとに学ぶことができるなど、高校生それぞれが自分に適したわかりやすい方法で学ぶことができます。
また、本参考書には問題集が付属している点も見逃せません。
別冊の「必携一問一答問題集」は、高校生が間違いやすい問題だけを取り上げて掲載していますから、実戦演習としては非常に役立ちます。
英語
最後に、英語の参考書、問題集について紹介していきます。
ここでも、わかりやすいことにこだわって、高校1年生の方でも取り組みやすいものをピックアップしました。
英単語ターゲット1900 6訂版
引用:旺文社
英語の受験勉強を進めるうえで欠かすことができないのが、単語学習です。
単語の学習は基礎中の基礎ですから、これを疎かにしてしまうと学力の向上は見込めないでしょう。
そんな英単語の学習におすすめのわかりやすい参考書となるのが、「英単語ターゲット1900 6訂版」です。
こちらの参考書は英単語を、その名のとおり1900個にわたって収録。
共通テストに頻出のもののみに絞ってまとめあげられていますので、高校1年生の時期から高効率な学習を進めていけます。
また、同参考書には、実戦用の問題集も付随していますから、暗記したことをすぐに復習できます。
大岩のいちばんはじめの英文法
引用:東進Web書店
英文法の学習は、英語が苦手とされる日本人とっては難解極まりません。
しかし、英文法の勉強を怠けていては試験に落ちてしまうため、高校生の方々にあっては正面から立ち向かう必要があります。
そんな高校生の方々におすすめなのが、「大岩のいちばんはじめの英文法」です。
こちらの参考書は、基礎中の基礎から英文法が学べる、言わば受験のバイブルとして多くの高校生から支持を集めています。
内容としては、文法の学習をベースとしつつも、長文問題の解説もしっかり網羅している点が特徴的です。
また、高校1年生の春から学習を開始して、夏ごろにはおおよその内容が頭に定着できる構成になっていることから、志望校合格のための基礎固めを順調にこなせます。
英語の基礎学習のための入門書を探している高校生の方には、本参考書がイチ押しです。
高校生は全教科わかりやすい参考書・問題集で高効率な勉強を!
本記事では、主に高校一年生の方々を対象にして、わかりやすいことにこだわった参考書と問題集を多数紹介してきました。
どの参考書も基礎から始めることができるため、高校一年生の方々にはうってつけですし、高校二年生や三年生の方々の振り返り学習にもピッタリのはずです。
共通テストでは5教科7科目という広範囲の学習が要されますが、全教科それぞれを効率的に勉強できる、わかりやすい参考書、問題集を手に取ってぜひ合格を勝ち取ってください。
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